こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
11/01のPIT作業
ホンダ ディオ(AF68-101xxxx)
症状と依頼内容
当店のレンタル車両であるホンダ ディオ(AF68)が、
信号待ちでエンジンが止まってしまう、またリアタイヤの動きがおかしいとのことで入替対応を行いました。
入替後、さっそく点検と整備を実施しました。
信号待ちでストールする症状については、カーボン噛みによる圧縮不良の可能性が高いと判断しました。
寒い時期に発生しやすく、特にホンダのディオやトゥデイなどで多く見られる現象です。
吸気経路から薬剤を注入するワコーズRECS施工を実施し、エンジン内部を洗浄しました。
これにより一時的な改善が見込めますが、短期間で再発する場合は腰上のオーバーホールが必要となります。
次にリアタイヤの異常回転について点検したところ、
アイドリング時でもリアタイヤが明らかに速く回転し、軽くスロットルを開けるだけで勝手に進んでしまう状態でした。
駆動系を分解したところ、クラッチナットの緩みが原因で、ナットがクラッチアウターに接触していました。
この影響でクラッチが常時繋がってしまい、アイドリング時にタイヤが動く状態になっていました。
ナットの緩みによりネジ山が損傷している可能性もあるため、安全を最優先にしてクラッチ一式を中古良品に交換しました。
駆動系内部のベルト・ウエイトローラーも同時に交換し、全体のバランスを整えました。
- 駆動系整備(ドライブベルト・ウエイトローラー・クラッチ一式交換)
- ワコーズRECS施工(吸気系洗浄/カーボン噛み対策)
- エンジンオイル交換
整備後はアイドリングが安定し、タイヤの異常回転も解消しました。
発進・停止ともにスムーズで、レンタル車両として安心してお貸しできる状態に仕上がりました。
- お預かり日数:即日完了
- 作業時間:80分
今回はレンタル車両でのエンジン不調と駆動系トラブルを同時に整備しました。
RECS施工によるカーボン噛み対策と、クラッチ交換による安全性確保を実施しています。
当店のレンタルバイクはご利用中に万が一トラブルが発生しても、入替対応でお客様にご不便をかけないよう努めております。
定期点検や予防整備を徹底することで、快適にご利用いただけるよう日々整備を行っています。
「アイドリングが不安定」「タイヤが勝手に回る」などの症状を感じた場合は、早めにご相談ください。
























