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ネジが折れてしまった
日頃、外せないネジはないと豪語している原付市場ですが、とうとう折れたネジを外す依頼がやってきました。
もちろん、おまかせください!
お近くにお住まいのお客様で、すぐに車両を持ってきてくれる事になりました。スズキのGSX400カタナです。エンジンの左サイドにあるカバーを留めている、長めのネジでした。この残りの部分が折れて、埋まっているようです。
原付市場は公式ラインアカウントからお問い合わせできます。
ネジ取りインパクトを試す
かなり奥まったところにあって、工具の取り回しに苦労しそうです。
まずはアネックス(ANEX) ネジとりインパクト No.1903-Nを試してみます。
切断面がでこぼこなので、ビットがちゃんと食いつく様にポンチを打ちます。
ネジ取りインパクトを叩き込みます。
ダメでした。。。奥まったところ過ぎて、インパクトにきちんと打撃を加える事が出来ません。。。
なめたネジはずしビット
ネジが細いのでアネックス(ANEX) なめたネジはずしビットを試してみる事に。これはドリルとエキストラクターがセットになったようなビットです。これで外せないようなら、ドリルで破壊するしかありません。頼むぜ、なめたネジはずしビット。
ドリルで穴をあける前に、ラスペネを少し多めに吹きます。ドリルの刃の冷却と、ネジ山部分に浸透させる分です。
下穴をあけます。
ビットの前後を入れ替えて、エキストラクター部分でネジを外しにかかります。緊張の瞬間。
頼む外れてくれ〜。
無事成功しました!!
まとめ
折れた原因
今回は固着したネジではなく、締め付け過ぎで折れてしまったネジだったのでエキストラクターで抜く事が出来ました。これが斜めに噛みこんでいるような状態であれば、ドリルで破壊しかなかったかもしれません。
折れた原因はネジの材質にもあります。ステンレスネジは鉄のネジよりも固く、粘性が低いためいきなりポキンといってしまいます。これが通常の鉄製のネジであれば、折れる前にほんのわずかですが、ぐにゃっと「もう折れそう。。」っていうネジの声が聞こえるんです。
エクステンションについて
そのままだとドリルが届かないので、インパクトにエクステンションをつけました。