こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
10/08のPIT作業
ホンダ ジャイロキャノピー(TA02-200xxxx)
症状と依頼内容駆動系あたりから異音が発生し、走行不能になったためレッカー業者により当店に持ち込まれました。
点検と診断まず、バッテリー電圧が低下していたためセルが回らず、キックでの始動を試みました。圧縮圧力を測定したところ850kpaで、やや低いものの始動には問題ない数値でした。プラグが劣化していたため、新しいものに交換し、キックでエンジンを始動させることに成功しました。
しかし、エンジン始動中に常に「ゴー」という異音が発生しており、クランクベアリングの不良と判断しました。お客様と相談した結果、現状のままで納車することになりました。
作業内容- 圧縮圧力測定
- プラグ交換
修理代金は¥8,800で、所要時間は約30分です。
まとめ技術的には修理可能ですが、クランクシャフトベアリングの交換には長時間(約5時間)が必要で、さらに周辺部品の廃番が原因で修理を完了できないリスクがあります。異音の原因はクランクベアリングの不良であり、このままでは走行中にベアリングが完全に壊れ、最悪の場合リアタイヤがロックする危険性も考えられます。
現在、エンジンの始動と走行は可能ですが、公道での安全な走行は保証できないため、車両の乗り換えをお勧めしました。特に長く乗り続ける予定がある場合は、リスクを避けるために早めの対策が重要です。