こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
05/29のPIT作業
ヤマハ シグナスX(SED8J-017xxx)
症状と依頼内容お客様からのご依頼はリアタイヤの交換でしたが、点検中にいくつかの追加問題を発見しました。具体的には、前後のブレーキフルードがかなり汚れており、フロントブレーキパッドが片減りしていることを確認しました。
修理の手順-
フロントブレーキパッドの交換
- 劣化して片減りしていたフロントブレーキパッドを新しいものに交換しました。
- パッドピンは腐食していましたが、キャリパーサポートの動きはそこまで悪くありませんでした。
- 片減りの原因が不明なため、キャリパーピストンのシールが不良の可能性も考えましたが、高額な修理になってしまうため、段階的に整備を行うことが望ましいと判断し、今回は手を入れませんでした。
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ブレーキフルードの交換
- フロントブレーキパッド交換後、前後のブレーキフルードを交換しました。パッド交換後にブレーキフルードを交換する理由は、新しいパッドを装着した際にキャリパーが正しく機能することを確認し、その後、ブレーキシステム全体のエア抜きを行うためです。これにより、ブレーキ性能を最適な状態に保つことができます。
修理後、シグナスXは非常に良好な状態になりました。リアタイヤ交換、ブレーキフルード交換、フロントブレーキパッド交換の結果、ブレーキのタッチが向上し、制動力も向上しました。これでお客様はより安心して乗車できるようになったと思います。
今後のメンテナンスアドバイスブレーキフルードの交換時期は重要です。通常、2年から3年ごとにブレーキフルードの交換を推奨します。ブレーキフルードは時間が経つと劣化し、制動力に影響を与える可能性があるため、定期的な交換が必要です。
また、フロントブレーキパッドの片減りについては、様子を見て再発するようなら今回手を入れなかった部分、特にキャリパーピストンのシールなどを再度確認する必要があります。
お客様の安全と快適なバイクライフをサポートするため、当店ではいつでもご相談をお待ちしております。何か気になる点がありましたら、お気軽にお立ち寄りください。
所要時間 50分 修理代金(参考)¥16,000