こんにちは。原付市場です。
お店では毎日その日の事を日報という形で記録しています。
そのなかから、日々どんなことをしているのかご紹介します。
12/16のPIT作業
スズキ アドレス125(DT11A-111xxx)
症状と依頼内容
スズキ アドレス125(DT11A)で、1年点検のためご入庫いただきました。
全体的な点検を行い、必要な整備を実施します。
こちらのお客様は普段からメンテナンスでご来店いただいており、整備履歴が残っています。
履歴を参照しながら、実車の点検結果と照らし合わせて最適な整備内容をご提案しました。
足回りは大きな不具合はなく、すぐに必要な整備はフロントのブレーキ液交換が中心です。
リアブレーキシューは調整で対応しましたが、次回は交換をおすすめする状態でした。
リアタイヤは溝が少なめのため、交換のタイミングでブレーキシューも同時交換すると効率的です。
同時作業にすることで、工賃や手間を抑えやすくなります。
駆動系はドライブベルト幅が16.59mmで、使用限界の18mmを下回っていました。
走行距離に対して摩耗が早めでしたが、ほかの駆動系部品に大きな異常はありません。
クラッチの動きがやや重かったため、分解清掃とグリスアップ作業を追加しました。
交換部品はベルトが主ですが、ウエイトローラーにも偏摩耗が見られたため併せて交換しています。
また、バッテリーは12.74Vでしたが、過去の交換履歴を踏まえると交換推奨の状態です。
トラブル予防のため、今回はバッテリー交換も実施しました。
- 12カ月点検
- エンジンオイル交換
- スパークプラグ交換
- ミッションオイル交換
- フロントブレーキ液交換
- 駆動系点検・整備
- ドライブベルト交換
- ウエイトローラー交換
- クラッチ分解清掃・グリスアップ
- バッテリー交換
- 修理代金:53,790円(税込)
- 修理完了までの預かり日数:4営業日
- 作業時間:約160分
1年点検のタイミングで、ブレーキ液・駆動系・バッテリーなど、要所をしっかり整備しました。
消耗が進んでいたドライブベルトも交換しているため、加速のフィーリングや安心感が大きく変わります。
ドライブベルトは摩耗が進むと、発進時のもたつきや最高速の低下、最悪の場合は走行不能につながります。
アドレス125のような使用頻度が高い車両ほど、定期点検で早めに状態確認するのがおすすめです。
また、リアブレーキシューとリアタイヤは次回同時交換がおすすめです。
タイヤ交換と同時に作業することで、効率よく安全性を上げられます。
当店では、整備履歴をもとに「必要な整備だけ」を優先順位つけてご提案しています。
点検だけでも大歓迎ですので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。








































